プレミアムフライデーより、飲み会断ろうキャンペーンの方がいいよ
盛り上がったんだか盛り上がらなかったんだか分からない、プレミアムフライデー。
産経新聞によると、
経済産業省によると、23日時点で早帰りなどの取り組みが確認できた企業は120社程度という。
だ、そうです。
私のfacebookのフィードにも、「プレミアムフライデー」という言葉はあちこちで見かけたものの、恩恵に預かったという方はあまり見なかったような。
まあ、ほーりー的にはこうした制度の普及は大賛成です。私が子供の頃は週休2日だってあまりなかったですし、休暇を増やす方向は草の根では難しいので、トップレベルで号令を出すのは必要でしょう。
プレミアムフライデーより、飲み会断ろうキャンペーンの方がいいよ
一方で時代の先端を行く株式会社寺社旅は、プレミアムエブリデーです。まあ、社員が代表取締役たるほーりー一人なので、仕事は疲れたら終わりです。残業はありません。
と、言いたいことはそんなことではなく。
私がサラリーマンを辞めた時に一番良かったと思ったことは、飲み会の誘いがなくなったことです(あともうひとつ、夜中の3時にしょっちゅう電話がかかってこなくなったというのもあります)。会社の飲み会が嫌いだったほーりーとしては、誘われても角が立たない程度に断っていました。しかしそれでも、うっかり参加しちゃうときはありました。
いや、わいわいお酒飲むこと自体は好きなんですよ。寺社コンなんて主催しているくらいですし。ただ、毎日顔を合わせている人同士で日常の延長でしかない会話をしても(そして内容の半分以上が後ろ向き)、楽しさはまったくありませんでした。
そしてなんか消耗し、翌日出社してもやる気が出なくなる。ロングスリーパーなほーりーは帰りが遅いと翌日の仕事にてきめんに響くので、飲み会は私にとってトラウマものでした。
別に人間関係が悪かったわけでもなく、一緒に働いている人たちのことは好きだったんですけどね。それでも会社の飲み会は苦手でした。
なので腕まくりして、啖呵を切ってこう言いたい。金曜日に早く帰ろうなんてキャンペーンより、いっそ上司からの飲み会の誘いは積極的に断ろうキャンペーンをした方が、よっぽど効果があるんじゃないかと。飲食店業界の大反発は必至でしょうが。
「金曜日に早帰りなんてできるか! 仕事が終わらないよ」と青筋立てている人も、飲み会の誘いを断るだけなら仕事の進捗に影響は出ないはずです。そして時間単位で見れば、そっちの方がよっぽど個人の時間を取れる人もいます。
飲み会が好きな人は、好きに飲めばいいんです。嫌いな人が、もっと堂々と断れる環境を作ろうというのが私の主張です。
お酒を酌み交わすことが仕事を円滑に回すために必要だというのであれば、それこそ仕事時間にお酒飲めばいいんです。その意味では仕事中にお酒飲もうキャンペーンでもいいかもしれない(業種は選ぶけど)。飲み会なんて形でプライベート時間に侵食しながら、「これも仕事だ」なんて言うこと自体がすでに違法行為です。
私の知り合いの青木優さんが社長を務める株式会社MATCHAは、最近オフィスに卓球台を設置したようです。お酒なんて飲まなくたって、これでもいいじゃないですか。卓球台って3万円で買えるようですし、10人の飲み会代で手が届きます。
最近、会社で卓球部ができました。週一ぐらいで仕事終わりにやってるので、良かったら遊びに来てください。 pic.twitter.com/F1aAdCfrD9
— Yu Aoki / 青木 優 (@yuuu_a) 2017年2月15日
もう平成も終わりが見えてきたこのご時世。昭和臭漂う悪しき風習は変えていくべきでしょう。
ということで、、、
ほーりーは会社を辞めてから、飲み会が思いっ切り楽しくなりました。同じ組織の人と飲むのはつまらなかったのですが、組織を飛び越えて飲む人は、そこに何か目的がないと集まらないんですよね。
なので私も飲み会の誘いを受けても、面白そうと思わなければスパスパ断っています。結果、だらだらっと付き合いだけで飲むことがなくなったわけです。
そしてまた、ほーりーも飲んだら面白そうな人と思って頂けるよう、自己研鑽をさらに積むようになりました。嫌でも呼ばれて飲まなきゃいけないより、自分の実力を高めないと飲み会に呼んでももらえない環境の方が、よっぽど仕事の質を上げますよ。
昔の私のように日頃から飲み会がつまらないと思っている方がいたら、ぜひまずは断ってみてください。そして組織の外で面白い飲み会を探してみると、きっと仕事の仕方が変わってきます。