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身延山活性に、多額のお金をかけてはいけない!

昨日、身延山活性についてアイディアくださーいという記事を書きました。そして早速、2人からメールを頂きました。一人は日蓮宗のお坊さん、もう一人は身延山でお店を開いている方からです。

身延山を愛するみんな。オラにアイディアを分けてくれ!

身延山にはオープン化が足りないという指摘も去年、宗務院で行われた会議でさせて頂いたのですが、小さなところではこういうことだと思うんですよ。意見を言い合える風通しの良い気風が生まれれば、それだけでもだいぶ変わるはずです。

これまでも身延山について考えや行いたいことはあるけど、名前を出すのは難しいというお話を何人もから聞きました。そんな空気は積極的に壊していかないと、いつか東芝みたいになっちゃいますよ。

ということで空気クラッシャーのほーりーが、今回は頂いた中で面白かったアイディアを紹介します。

身延山を愛するみんなから、アイディアを頂きました!

身延山活性会議に、商店街の人間も出たい

アイディアと言うか要望かもしれませんが、身延山の活性会議があるのなら商店街の人間も、お坊さん達と話をしたいというご意見がありました。

下の写真を見ると、付近には3つの商店街があるようですね。特に門内商店街は、身延山久遠寺と直結した位置関係です。

身延山の商店街

今回の会議は私が開くものではないので勝手に招待するわけにはいきませんが、こういう気持ちを持った人は声をかければ地元にも普通にいるでしょう。こうした方を招く場を、がんがんセッティングすることだってできるはずです。

今の身延山は「お寺」「商店街」「行政」がバラバラに動いているという指摘も何人かから聞きました。別にお坊さん達と地元の人と仲が悪いということもないでしょうし(ないよね?)、どんどんと交流促進したり、小さなプロジェクトを一緒に立ち上げたり、連携を深めていくのは新しい道を生み出します。

新宿からの直行バスの存在をアピールすべき

都心部から身延山に行く一番便利な方法はバスです。しかしそもそも存在が知られていないし、予約が面倒だったり、効果的なPRができていません。

私も電車で身延山に行ったこともありますが、バスの方が一気にいけるので楽でした。行きのバスの写真がなかったので、下は帰りのバスの写真ですが。

身延山直通バス

このバスの存在を知ってもらうというのは、重要というご指摘です。

これ、身延ガールで特集してもよいレベルではと思います。さらにバス会社と連携してパンフレットを作ったり、バスの中でお坊さんがトークしたり、やれることはたくさんありそうですね。

バスは電車と違ってどうしても乗り慣れていない人が多い分、一工夫が役に立ちます。バス会社だって身延山ががんがん宣伝してくれるなら、嫌とは言わないと思うんですよね。

身延山で行われる儀式の撮影を許可すべき

日蓮宗信行道場(僧侶認証を受けるための35日間の修行期間)で、天台傘を被った法師(僧侶を志す者)たちが大勢境内を歩くシーンというものがあるそうです。

これは非常にインパクトがあるとのことですが、参拝者に「撮影はおやめください」という注意があったそうでした。

儀式の厳粛な空気を保つ必要はあるでしょうが、SNSへの投稿が人の動向すら左右する時代、すべてを禁止というのももったいなさすぎです。

撮影OKパネル

身延山の行事が世の中にほとんど知られていないのも、ひとつに映像があまりないこともあります(身延山の儀式や行事が、どのくらい写真撮影を禁じているのかは私も詳しくないですが)。

どこは写真撮影をOKにして、どこは今後も禁じていくのか。ドローンまで認めろと言っているわけではないですし、メリットデメリット含めて見直していくことも、効果がありそうです。

ということで、、、

今回、紹介させて頂いた3つのアイディアは、どれもそんなにコストをかけずに始められるものです。こうした低コストのアイディアをたくさん集めるということは、私は大切だと考えています。

高野山カフェのような東京での大々的なPRイベントを開けば、きっと大きなお金がかかるでしょう。しかしそうしたものは身延山のインフラが整ってきて、費用に対して十分な成果が見込めるようになるまでは逆効果です。

こうした活性プロジェクトを行う場合、一番ダメなパターンは予算が○○○万円と決まっているので、そのお金の規模から計画を考えることです。目標がお金を使いきることになってしまったら、上手くいくものも失敗します。本山の活性化だからこのくらいのお金は必要かななんて考えは、一番危険な思想です。

まずはなるべくお金は使わず、手や足(そして頭)を使うものから始めるべきです。お金は0を1にするときはあまり役立ちません。しかし1を10にする時には大きな力を発揮します。その意味で身延山は、まだ多額の資金を投入する段階ではありません。

同じ費用をかけるなら100万円の企画を一つ作るより、1万円の企画を100個作った方が成果が出るでしょう。後者の方が100倍脳みそを使いますが、その労力はかけるべきです。

100個のアイディアを企画化して50個の企画が通り、そのうち5個でそこそこの成果が出れば、次はその5個がスケールアップの鍵になります。最初は20個中19個は失敗すること前提なので、そこに多額のお金なんてかけられないはずです。

ということでほーりーは、勝手にどんどんアイディアを募集します。思いついたことがある方いたら、引き続き以下のフォームからお待ちしています。

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身延山直通バス

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