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お坊さんが顔と名前を出さない限り、身延山は変わらない

07.身延山活性化
 

ブログでアイディア募集したり、勝手に火をつけている日蓮宗の総本山・身延山久遠寺。昨年の東京(日蓮宗宗務院)会議に続き、先日はとうとう身延山での活性会議にお呼ばれして参加してきました。

新宿で待ち合わせして、お坊さんの車に乗せて頂き身延へGOGO! 中央自動車道を走って、山梨県へ向かいます。途中、休憩を挟んで2時間30分弱で身延に到着。いや~、やっぱり都心からの小旅行には良い立地ですよ。

そして宿坊での会議の前に、腹ごしらえ。今回は身延の名物、湯葉としいたけをたっぷり使ったあんかけ丼です。とろとろとした食感が、湯葉の優しい味に絡んでおいしく頂きました。

身延杜露里湯葉丼

お坊さんが顔を見せない限り、身延山は変わらない

ということで、いよいよ日蓮宗のお坊さん達の会議に突入です。

今回、率直に言って身延山の問題と思う点はどこか? と聞かれたので、「お坊さんの顔と名前が見えないこと」と答えさせて頂きました。

これは様々な本山クラスのお寺と比較すると、強く感じることです。特に今回は高野山との違いは何かとも聞かれたので例を挙げると、高野山には実名・顔出しありでメディアに出ているお坊さんがたくさんいます。

私がお世話になっている宿坊の方だと、一乗院の住職でいろんな本を出されたり、声明コンサートを手掛けるSAMGHA(サンガ)の監事・佐伯公応さんとか。三宝院の副住職で、経済産業省主催の海外富裕層誘客事業(ラグジュアリートラベル)の検討委員に就任したり、地域ブランディング協会の理事も務める飛鷹全法さんとか。

改めて検索したら、飛鷹さんがPepperと一緒に記念撮影していて吹いた。

Pepper×飛鷹全法×蓮実一隆が語る、現代社会における伝統とテクノロジーの役割

もちろんこうした有名なお坊さんだけではなく、街中のお坊さんとも高野山はふれ合う機会が多いです。宿坊ではお坊さんが写経や阿字観の指導をして下さったり、学生僧さんが布団の上げ下げや食事のお世話をして下さったり。毎年東京で行われている高野山カフェでも、僧侶と話すコーナーがあったり。

宿坊の本を見たら、かなりの数の住職がちゃんと顔と名前を出して挨拶してますし。



 高野山 宿坊の旅

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一方、身延山でお坊さんと接する機会と言えば、(ご祈祷などの申込みといったものを別にすれば)久遠寺での朝勤(お勤め)後の法話くらいじゃないでしょうか。それも参拝者の前で講義形式で話す感じなので、一方通行の接点でしかありません。

身延山のパンフレットは、ほーりーは日本でもトップクラスに集めていると思いますが、ここにもお坊さんの顔と名前が載っている場面は限られています。時々、志摩房の佐藤順行さんが良い笑顔で出てくるくらいかな。

いつも話題にしている身延ガールだって、顔と名前が一緒に掲載されている人って、コラムを寄せた宗教学者の正木晃さんと私だけですよね。あと、商店街の方が2名ほど。お坊さんの挨拶が一個も載っていない。

もう一回言います。お坊さんは一人も名前を出していません。唯一惜しいのは「お坊さんに質問してみました」というコーナーですが、こちらも名前は掲載なしです。

え、ええ~。これって、日蓮宗が主導で作ったもののはずなのに、と普通だったら思いますよ。

身延山に知り合いの多い私は写真の一コマ一コマから、「あ、この人出てる」って分かりますが、普通の人がそんなの分かるはずもなく。要するに身延のお坊さんは外から見たら良くてもアイコンに過ぎず(それすら少ない)、ちゃんと実名で前に出る人が皆無なわけです。

こぞうくん(日蓮宗のゆるキャラ)も良いですが、ちゃんと生身のお坊さんが顔と名前を出して勝負してほしいわけですよ。

法華経って登場人物も多くてみんなが集まってワイワイ話してて、賑やかなお経ってイメージがあるんですけどね。私は。

なぜ、身延山のお坊さんは顔が見えないのか?

身延山久遠寺の境内

で、なんでこんなにも身延山のお坊さんは顔が見えないのか。ひとつにはやはり、街を漂う閉鎖性が影響しています。

だって私が去年から身延山についてあれこれ言及して以降、いろんな方とメールや電話で話をしました。ですが周りには言わないでくださいねとか、名前は出さないでほしいという言葉を何度も聞いています。

このままじゃいけない。現状を変えないと、これからどうなっていくか分からない危機感がある。でも、自分の名前を出すことはできない。そんな葛藤にたくさんふれてきました。

うーむ。根が深い。

もちろん、名前を出せない人に、「いやいや、名前出して発言していこうよ!」と言うのは簡単ですが、それで出せるならもうちょっと状況は異なっています(でも、言うけど)。

だって私みたいな人間は最悪でも出禁で済むけど(嫌ですが)、身延山に住んでいる方や日蓮宗のお坊さんがそんなことになったら致命傷です。その危険に目をつむったまま、表に出ようと言っても狙い撃ちされて終わりです。

そしてますます、みんなが引っ込み思案になる。そんな悪循環を避けるためにも、ほーりーは3つの作戦を提唱します。

身延山のお坊さん顔出し大作戦!

ほーりーおとり作戦

ここに、堀内という空気を読まない人間がいます。いや、本当は読んでいるのですが、読めないふりをしている人間がいます。

で、こいつがなんか、身延山はあーだこーだと、地元の人間が口をつぐむようなことばかり言っています。

「おお、そうだ! こいつを隠れ蓑にしてしまえばいいんだ」

幸いなことにこいつは日蓮宗が主催したお寺活性アイディアコンペで審査員をしたり、僧侶講習会や寺庭婦人研修会で講師をしたり、身延山活性会議に呼ばれたり、日蓮宗組織の外にいるのに多少は一目置かれています。

なので堀内に燃料(メールとか)をくべると、勝手に燃えていきます。そこから空気が弾けていって、発言しやすい機運が生まれるかもしれません。

そしておとりが注意を引いている間に、自分たちの変革を一歩一歩進めていけばよいのです。

ハイスピードモグラたたき作戦

身延山は顔出ししたり、他とは違う活動をする人がいないからこそ、少人数で動くと目立ってしまいます。

なので、みんなでどんどん顔を出して、叩く手が間に合わないようにしてしまおうという作戦です。

幸いにも今、ぶっ叩いてもぶっ叩いても穴に戻っていかない、ほーりーモグラと言う反則キャラがいます。

こいつがノックダウンする前にたくさんのモグラが顔出し始めると、ハンマーを持った偉そうな人たちはきっと息切れしてくるでしょう。

日蓮聖人なんて鎌倉で石を投げられたり、首切られかけたりしたわけですから、ピコピコハンマーくらいはたいしたものじゃないわけですよ。

でも、いくらおもちゃのハンマーでも百回、二百回と孤立無援で叩かれ続けていると、だんだんほーりーモグラも穴に潜りたくなっちゃうかもしれませんので、ご注意を。

手を挙げた人ガード作戦

そして、一番最後が一番大切。手を挙げて、顔を出した人はみんなで守る作戦です。これがなければ顔出し損になってしまいます。

これは学校のいじめの構造とか見れば、対処法が分かります。つまり叩かれ始めた人を無視しない。遠巻きに見ない。声をかけるしフォローする。

私なんて最近、そんなことばっかやっています。

ぶっちゃけ寺を見なかったと誇るお坊さんの、絶望的センスのなさ

美坊主コンテストを痛烈に批判する人が見ようとしないもの

誰かを殴らなければ生きていけないお坊さんに伝えたいこと

最前線で身体を張る人は間違った行動取るし、論理的に矛盾するし、いろんな人を傷つけます。でも、そういう人が大切だし、多くの人の道を作るし、問題だらけの世の中を変えていけるんです。

むしろ間違った行動を取らず、論理的にすべて正しく、誰も傷つけないなんて人の方が警戒に値します。こういう人は論争だけは絶対優位なので、前線に立つ人はそれだけ不利なわけです。

なので勇気を持って前に出た人を、みんなで必死に守る。前に出て叩かれた人を見たら、俺を叩けとモグラ役を買って出る。

その繰り返しが、身延山を変えていきます。

ということで、、、

今回、身延山は日帰りの予定でしたが、3日前になって「地元の人とも話してほしいので、身延山に泊まってくれないか」という連絡がありました。

宿坊に泊まれるのなら、そんなチャンスを見逃す手はないと、私も急遽予定を延長。日蓮宗のお坊さんとの会議は日中だけでしたが、夜は宿坊の方や商店街の方も交えてお食事しながら話をさせて頂きました。

さらにその合間に、別の知り合いにもお会いしてきたり。フォーマルな会議だけでなく、草の根で頑張っている方のお話も聞けて収穫の多い2日間でしたよ。

そして翌日は久遠寺の朝勤に参列し、その後、身延山の奥の院まで山登りしてきました。

片道2時間~2時間半と言われていましたが、登ってみると4時間かかったり。いや~、途中のスポットもあれこれ探して歩いていたら、山を登ったり下りたり、通常の2倍近くは歩いたような。

まあそんなわけで、人と話し、足で歩き、頭で考え、モグラのように発言をする。幸いにもまた活性プロジェクトに加わってくださいと言われたので、出禁になるまでは頑張ってみたいと思います。

とりあえず顔出しがテーマなので、登頂時のほーりーの顔でも出しておきます。

身延山奥の院とほーりー

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身延山奥の院とほーりー

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