山陰宿坊ネットワークに、お寺の奥さん全員参加が素晴らしい!
コロナを機に、宿坊による横連携が加速しています。先日、オンラインでの宿坊サミットが開催されましたが、そこでは日本各地の宿坊から現状と対策が話し合われました。
宿坊オンラインサミット開催。コロナの中で、希望の見える一日でした
そしてその時に参加された鳥取、島根、山口県の宿坊が集まり、山陰宿坊ネットワークが生まれています。
参加しているのは光澤寺、一畑薬師、清水大師寺、二尊院です。こちらもZoomやfacebookを使ってミーティングを繰り返しましたが、一度みんなで集まろうということで、中間地点にある一畑薬師さんに集合しました。
ほーりーは出雲縁結び空港より、島根県に着陸。四ヶ寺のうち一畑薬師さんだけ宿泊したことがなかったので、めちゃくちゃ楽しみです。
そして一畑薬師さんに到着。山陰の超名刹として知られるお寺ですが、実際に行ったらものすごく広くてびびりました。
山陰宿坊ネットワークのミーティング
一畑薬師の飯塚大幸管長と境内のお店で出雲そば(めちゃくちゃうまい)を一緒に食べたり、ほーりーの本能で境内を隅から隅までうろうろしながら写真を撮っているうちに、他の宿坊の方も続々と集結してきます。
そしてせっかくなので、一畑薬師の宿坊(一畑山コテージ)前で集合写真をパチリ☆
これを見て、何かお気づきのことはあるでしょうか。そうです。女性が多いのです。今回のミーティングは、光澤寺、一畑薬師、清水大師寺、二尊院ともに住職&奥さんでの参加です。
一畑薬師の奥さんだけ、この時はみんなの食事を作ってくださっていたので写真に入れませんでしたが、この後は宿坊の準備もしつつミーティングにも登場というものすごくパワフルな参加をされています。
そんなわけで、夜の懇親会では飯塚管長からお酒を注がれる奥さん。
宿坊はやはり女性のパワーがすごいと思う
この一畑薬師に集まる前からZoomミーティングなどでも感じていたことですが、この山陰宿坊ネットワークはそれぞれ奥さんの参加率がものすごく高いです。4ヶ寺とは言え、パーフェクトで住職&奥さんが参加してお寺について話し合うなんて、ほーりーもあまり経験がありません(宗派をまたいでという形であれば、たぶん初めて)。
以前、寺庭婦人さんの研修会で講師をした時、お寺の奥さんが前に出ることで住職とは違った観点から仏教やお寺の良さを伝えられるとお話させて頂いたことがあるのですが、今回はまさにそうした好例になっていきそうですね。
しかも翌日の朝のお勤めには、飯塚管長の娘さんも内陣で経頭(というのかな。お経を中心になって読む役)をされていました。朗々と読み上げられる読経は、すがすがしい朝の空気の中でとても心に響くものでしたよ。
ということで、、、
今回はそれぞれの宿坊にお互いのパンフレットを置き合うことや、山陰宿坊を巡礼するコース作り、共通御朱印の設定、facebookページの活用など、様々なことが話し合われました。
4ヶ寺全てに宿泊したほーりーの観点から言えば、これらのお寺はどこも行くのは大変ですが、辿り着いたら異次元的な世界が味わえる秘境の宿坊です。
光澤寺以外は高台にあって眺望が抜群ですし、光澤寺は田園風景に囲まれてのどかな時間にひたれます。そこで坐禅や写経、阿字観瞑想などを体験したり、おいしい精進料理を頂いたり、お坊さんと語り合ったりする時間は最高ですよ。
そして今回紹介させて頂いた奥さんたちも、それぞれの宿坊で活躍されています。一畑薬師の奥さんは穏やかでいろんなところに心配りされる方ですし、光澤寺の奥さんは暴走気味の住職に突っ込みを入れ、清水大師寺の奥さんは一番賑やかなムードメーカーで、二尊院の奥さんは毎回こまめに議事録を作って頂けるマメな方です。
そんなそれぞれの個性も感じつつ、宿坊はやはり女性のエネルギーがとんでもなく強力な場であることを再確認した、今回の旅でした。