天台宗四国教区での講演は、ほーりーにとって初体験だらけでした!
先日、香川県にある善通寺で行われた、天台宗四国教区の研修会に講師として参加させて頂きました。お話させて頂いたのは『宿坊でできる7つの修行』です。
こちらは坐禅(止観)や写経、精進料理など、ほーりーが宿坊で体験して人生に取り入れた気づきやフィードバックなどをまとめたもので、宿坊ってこんなに楽しいよ! ぜひ、泊まってみてねというメッセージを込めてみました。
章立てを紹介すると
○歴史から探る宿坊とは何か(宿坊の定義)
○宿坊でできる7つの修行(スタンダードな宿坊の魅力&天台宗の特徴を紹介)
○宿坊で呑める7つの酒行(宿坊の魅力を変化球気味に)
○宿坊は日本を救う(宿坊開設を真面目に語る硬派な内容)
○人生で大切なことはすべて宿坊が教えてくれた(ちょっと良い話系)
という構成にしています。
内容は以下の記事にレポートとしてまとめましたので、ご興味ありましたらぜひどうぞ。
宿坊を作ろうという話が檀家さんから絶賛されて、意表をつかれた件
そして今回はこぼれ話ですが、ほーりーに取っては初めてが多い講演になりました。そこで今回はその幾つかをピックアップしてみます。
天台宗の講演は初めて
いろんな宗派からお呼ばれしているほーりーですが、天台宗で講演させて頂いたのは初めてでした。
これで日本の中でも寺院数の多い「仏セブン的な宗派(天台宗、真言宗、曹洞宗、臨済宗、浄土宗、浄土真宗、日蓮宗)」では、曹洞宗以外は講演させて頂いたことになります。
さらに言えば神主さんの講習会では先日講師を務めましたし、キリスト教の教会でもお話させて頂いています。
曹洞宗さんは宗派組織の会報誌ではコラムを書かせて頂いたことがありますので、ほーりーもだいぶ幅が広くなってきたなと思います。
四国での講演が初めて
これまで北海道、本州、九州では講演したことがありますが、四国での講演は初めてでした。ということで、日本を構成する四つの島は全制覇です。
ついでに会場となった善通寺は、ほーりー妻の実家(徳島県)から車で1時間くらい。なので終わった後にちょっと早い里帰りもしました。
結婚してからご縁の深い土地になったので、四国で講演させて頂けたのも嬉しい話です。
そしてやはり現地に行けば、その土地の状況や意見に触れられます。次の項目にもつながりますが、宿坊を作ろうという話に檀家さんが興味を持ってくださったのは、お寺が現在置かれている状況や将来的な危機をお坊さん以外も感じ取っているという面が大きくあるでしょう。
また今回は天台宗の研修会でしたが、会場が真言宗のお寺でした。この研修会を担当されていたお坊さんは四国八十八カ所の札所の住職でもありましたし、霊場ネットワークで実現したものと思われます。
四国という土地では宗派を超えてお遍路の信仰や文化が大切にされている。そんなことも感じたできごとでした。
檀家さんの前でのソロ講演は初めて
ほーりーはお坊さんの前での講演はあれこれ経験していますが、今回はお坊さんの他に檀家さん、信徒さんも多く参加された研修会でした。
以前、西本願寺の鹿児島別院で行われた門徒さん中心の布教会で講演させて頂いたことはありましたが、その時はたくさんのお坊さんに混じってほーりーも登場という形です。しかし今回は完全にソロだったので、いつもとはまた異なるプレッシャーがありました。
せっかく宿坊について話すのであれば、四国にも宿坊が広がっていくような種まきもしていきたい。でもそうすると、お寺が現在置かれているネガティブな状況もお話しなければならず、場合によっては反発を受けるのではないか。
そんな不安もあって話の構成にはずいぶんと気を配ったわけですが。
結果的には「泊まる話より作る話の方が響いた」なんて方も多くいて、今回はほーりーにとっても宿坊が檀家さんに受け入れられる可能性とこれからの活動への勇気を頂けた場になりました。
思い切って話してみて良かったなと思います。
ということで、、、
今回は宗派や場所、話す相手など、様々な場面で新鮮なことの多い会になりました。やっぱり自分がやったことがないことと言うのは、成長の種にもなりますしね。
なのでそんな機会を与えてくださった四国教区の方々。お越しになられた檀信徒の皆様。本当にお世話になりました&ありがとうございました。