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永代供養墓の需要が増えていく要因グラフを5つにまとめました

 先日、とあるお寺さんから納骨堂の新規建立を計画しており、申請書を作成するためお手伝いしてほしいと依頼を受けました。

 その内容はこれからなぜ納骨堂需要が増えていくのか、その根拠を教えてほしいというものです。お寺の樹木葬を進めるアンカレッジ顧問のほーりーは、基本的には樹木葬推しです。それでも納骨堂もこれからまた、増えていくだろうと考えています。

 そんなわけでデータ調査を行っていたので、納骨堂含む永代供養墓がこれから増えていく要因グラフを集めてみました (東京など機械式納骨堂が飽和状態になっている地域もありますが、日本全体として見た時の話としてです)。

永代供養墓の需要が増えていく5つの理由

死者数は2040年まで増加する

 まず最初は死者数の増加です。人口統計上で高齢世代が増えていけば、必然的に亡くなる人も多くなります。

 国立社会保障・人口問題研究所『日本の将来推計人口(平成29年推計)』によると、死亡者数は年々増え続け、2040年に167万9000人でピークを迎えます。

日本の死亡者数推計

 すると納骨堂に限りませんが、お墓需要が全般的に高まっていきます。ということで、墓地需要も2040年までは右肩上がりでしょう(ただしピークとなる年に、地域差はあります)。

単身世帯が増加する

 先祖代々受け継いできたお墓の維持が難しくなり、個人や家族のみが入るお墓が増えてきています。これはお寺社会にいる方であれば、多くの方が身に染みているでしょう。

 国立社会保障・人口問題研究所『日本の世帯数の将来推計(都道府県別推計)』(2019年推計)によると、以下の予測がなされています。

 ○平均世帯人員は2015年から2040年に、すべての都道府県で減少する
 ○2025年にはすべての都道府県で単独世帯が最多になる
 ○2040年にはすべての都道府県で世帯主65歳以上の世帯における単独世帯の割合が30%以上となる

家族類型別割合の推移

 要するにこれからますます一人世帯が多くなり、それも高齢化していくわけです。そうなれば従来の先祖代々で守り伝えるお墓の維持はさらに困難になります。

 こうなってくると代々墓よりも永代供養墓や納骨堂を検討することは、きわめて現実的な選択肢となります。

現在のお墓には、金銭的ミスマッチが多い

 お墓購入を検討される時、その予算については株式会社終活ねっとが、面白い調査を発表しています。

 それは50.7%の人が50万円未満、25.4%が50~100万円で考えるものの、そのうち半数以上が実際にお墓を購入した時に予算オーバーしているというものです。

お墓予算アンケート

 一方でお墓の種類による費用調査も紹介されています。それぞれ一番多かった価格帯は以下のように紹介されていました。

 一般墓   : 100~150万円
 永代供養墓 :  50~100万円
 納骨堂   :  50万円未満

 つまり現時点で金銭的に納得できずに一般墓を選択している人の中に、永代供養墓や納骨堂が増えればそちらに移る人も出るということです。

未婚率が上昇し、少子化は進む

 
 内閣府「令和元年版 少子化社会対策白書」によると、未婚率は年々上昇傾向にあります。2040年には男性で29.5%、女性で18.7%になることが予想されています。

未婚割合の推移と推計

 未婚率が上昇すれば、単純に子供の数も減ります。するとお墓を受け継ぐ人もいなくなるため、これもまた必然的に代々墓から永代供養へとシフトする要因になります。

生まれた土地に住み続ける人は減っている

 国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、現代人の平均引っ越し回数は3.04回です。そして55歳以上の生涯引っ越し回数は、年齢が上がるごとに少なくなっていました。

平均引っ越し回数

 これは60代以上の方は生まれた土地で亡くなっている方が多いものの、それ以下の世代はその土地を離れているということでもあります。

 もちろん中にはUターン(生まれた土地に戻る)やJターン(生まれた土地の近隣都市に戻る)の方もいるでしょうが、都市部から帰らないケースも多いでしょう。

 なお、総務省のデータによれば、2017~2018年に人口が増加している都道府県は、東京、愛知、埼玉、神奈川、千葉、沖縄、福岡のみとなっています。

 このうち沖縄以外は社会増(他県からの転入数-転出数)であり、これらの都県以外は人口が流出しているということでもあります。

ということで、、、

 グラフを見て改めて感じることは、現在の代々墓から永代供養墓へと変化する流れは、長期視点で見ても反転はなさそうだということでした。

 もちろん代々墓が悪いということではありませんが、二重、三重の要素で維持が難しくなっているものでもあります。

 アンカレッジのお寺の樹木葬が好調を続けているのも、やはりこうした社会変化が根底にあるのでしょう。

 駐車場3台分の土地で1億円以上の大ヒット。お寺の樹木葬を改めて紹介

 ほーりーもお墓についてはだいぶ長いこと追いかけてきましたが、いろんな社会の変化を追いかけながら、これからも考察を続けていきます。

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家族類型別割合の推移

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